2019年8月22日木曜日

何度も繰り返す腰痛

46歳 男性

会社員(デスクワーク)。2週間前からの腰痛。骨盤部分(仙腸関節)の痛み。

ぎっくり腰を今までにも数回やっていて、数日で治るので今回も治ると思っていたが、なかなか治らない。

近所の整骨院に行って痛みは半分くらいにはなったがそれからスッキリしない。

運動は全くやらない。座ってばかりの仕事。

屈曲時痛++、伸展はOK。

普段からほとんど身体を使わない仕事なので柔軟性もなくガチガチ、これではちょっと負担がかかるとすぐにぎっくり腰になります。

長時間のデスクワークだと多裂筋の筋力低下が起こり、腰椎が後弯(猫背)になります。

その分、腸腰筋の過緊張がおこり、負担がかかりずぎてぎっくり腰になります。



この場合、腸腰筋を緩めれば痛みは軽減されるのですが、腸腰筋(特に大腰筋)は深層にあり、上に小腸や深層の筋肉があり、直接触るのはほんの小さい部分のみとなります。


ですので、まずは多裂筋を促通します。そうすることで、相反作用で腸腰筋が緩みます。

今回のケースも3回の治療で痛みは無くなりましたが、出来るだけ痛みが戻らないように計5回治療して終了しました。

定期的にセルフケアで多裂筋に刺激をいれるようにすれば、ぎっくり腰も防げると思います。

軽い運動やウォーキング、ストレッチなども日頃から行えば更に良いのですが、繰り返す人に限って痛みがなくなればやらなくなるものでなんですよね~



スッキリしない腰痛でお困りの方は当院までご相談ください。



村上接骨院

2019年8月21日水曜日

側弯症による腰痛の治療について

側弯症(そくわんしょう)とはとは背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴うことがあります。
左右の肩の高さの違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称、胸郭(きょうかく)の変形、肋骨や腰部の隆起(前かがみをした姿勢で後ろから背中をみた場合)、などの変形を生じます。

側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下をきたすことがあります。
日本での発生頻度は1~2%程度で、女子に多くみられます。

原因不明の側弯を特発性側弯症といい、全側弯症の60~70%を占めます。

つまり、側弯症のほとんどが原因不明なのです。
整骨院や治療院にはこの側弯症による腰痛や背部痛を訴えて来院される方もいらっしゃいます。

側弯症のほとんどのケースにおいて、胸椎は右側弯、腰椎は左側弯が多いので、患者様は左の腰が痛いと訴えることが多いのです。側弯側の筋肉が収縮して固くなるからです。(下の図の赤丸の部分)
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ですので、普通は固くなっている左の腰部をマッサージしてほぐすのが一般的な治療なのですが、それだとすぐに固くなったなかなか良くなりません。

この場合、痛みの原因は左の固くなった腰部にあるのではなく、右側の腰部の筋肉の筋力低下が本当の原因です。(上の図の青丸の部分)

右の腰部の筋力低下によって左腰部に負担がかかりすぎて、過緊張を起こしてしまいます。ですので、右の腰部の筋力をアップするのが治療への近道です。

腰椎や骨盤を支えている筋肉は前側の「腸腰筋」と後ろ側の「多裂筋」です。この2つの筋肉をしっかりと促通して低下している筋出力を上げて腰椎の固定力をアップすると左の腰部への負担が下がり、過緊張が緩和されます。

当院では腸腰筋と多裂筋をピンポイントで促通して側弯症の腰痛を軽減させることが可能です。

腰痛でお困りの方は当院までご相談ください。

村上接骨院

2019年8月16日金曜日

スマホ腱鞘炎の治療〜村上接骨院

33歳 女性 
普段は首や肩の痛みで定期的に通院している女性。
今回の治療の際に「最近スマホの使いすぎからなのか手首が痛いので診てほしい」と言われました。
確認すると手首の母指側の痛みがあります。
フィンケルシュタインテストという整形外科的検査法でも痛みがあります。


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ドケルバン腱鞘炎というやつです。
そもそも「ドケルバン病」とは、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の腱鞘炎のことで、親指の付け根や手首の親指側に発症し、親指を動かしたり手首を曲げたりしたときに、該当箇所がズキッと痛んだり、指が腫れたり動かせなくなったりする可能性もあります。

「スマホ腱鞘炎」と呼ばれることもあり、最近の原因で多いのはスマホの使いすぎで、特に片手で長時間、親指ばかりを酷使するような使い方をしている人は注意が必要だ。ほかにもPCのキーボードを強く叩きすぎるような人や、楽器演奏が原因となったりすることもあります。

当院ではこのスマホ腱鞘炎の治療法が確立しています。
手首を固定する撓側手根屈筋と尺側手根屈筋の使い方のバランスが悪くなると手首が不安定になり、この腱鞘炎を発症します。

とくに尺側手根屈筋の筋力を促通して使いすぎの撓側手根屈筋を緩めるのが重要です。
あとは、手の内在筋の出力も上げることも重要です。
これは、ばね指やヘバーデン結節にも同様の事が言えます。

今回のケースはまだ比較的軽症だったので5分ほどの治療でフィンケルシュタインテストも痛みなくできるようになり、患者様も何が起こったのかイマイチ理解出来てないようでした。

ドケルバン病(スマホ腱鞘炎)は放置しておくと、ちょっと触れただけでも激痛が起こったり、長期化してしまうので、早めの処置をオススメします。

腱鞘炎でお困りの方は当院までご相談くださいね。

埼玉県川越市 村上接骨院

何度も繰り返す腰痛

46歳 男性 会社員(デスクワーク)。2週間前からの腰痛。骨盤部分(仙腸関節)の痛み。 ぎっくり腰を今までにも数回やっていて、数日で治るので今回も治ると思っていたが、なかなか治らない。 近所の整骨院に行って痛みは半分くらいにはなったがそれからスッキリしない。 運動...