14歳 中学3年陸上部(長距離)。
同じ部活の友人からの紹介。主訴は3週間前からの左右下肢の重い感じ。走ると脚が重くて前に出ない。
特に痛みなどはない。部活で走り出すと症状が出て、タイムも20秒落ちてしまった。
顧問の先生に相談したら、スポーツ貧血かもと言われてヘム鉄を1週間前から飲み始めたが変わらない。
特に筋肉の硬さなどはない。
受傷原因も特に無いので、筋骨格系以外のアプローチが必要だろうと、バランステストで感覚器や脳の反応を見る。すると前頭部++。
完全に脳のオーバーヒートの反応。聞くと、スマホを確かに良く使っていて、毎日12時頃にて6時に起きるので中学生にしては寝不足。大会が近くて、もともと緊張しやすいタイプだいう。
現代はとにかく情報があふれています。
スマホ、パソコン、テレビなどなど
その情報を脳で必要?不必要?を判断してその情報を身体に送っています。
スマホなどを長時間やっていると脳が興奮状態になり、その結果脳のオーバーヒートが起こってしまいます。
そうすると誤った情報を身体に送ることがあり、それが心身の不調をなって現れるのです。
当院では脳のオーバーヒートの治療法が確立しています。
治療後はバランステストでも反応軽減していました。
大会まではとにかくできるだけ多く寝るように、呼吸法の指導をしました。
その後、5回の治療で徐々に状態が回復して普通に走れる様になったので終了となりました。
自立神経失調症の症状でお悩みの方は、この「脳のオーバーヒート」が原因になっていることが非常に多いので、薬を飲んでいるが効かない、心療内科に行っているが効果が無いとお悩み方は当院までご相談くださいね。